5・7・5 俳句や川柳の文字数
5・7・5・7・7 短歌の字数
これらのリズムは日本人にとってとても良いリズムで、広告のキャッチフレーズなどにもよく登場する。例えば…
・目のつけどころがシャープでしょ(SHARP)
・NO MUSIC, NO LIFE(タワーレコード)
・会いに行こう。思うよりも、待つよりも。(東京メトロ)
など。
考案者が俳句や短歌を意識したかは分からないが、このリズム感というか語呂の良さというかは意識しているはずだ。その結果、偶然か必然か、俳句や短歌のリズムになっている。
小学校の国語の教科書にも俳句や短歌は載っている。しかし、指導書(教師用の教科書)によると、そこに割くべき時間数はせいぜい2時間である。本当はもっと時間をかけて色々な詩を楽しんでほしいし、自分たちで作ることもやってほしい。でも、そんなに時間を使うことはできない。(他に指導すべきことが山積みである。)
俳句や短歌の授業では、(指導書にもある通り)とにかく声に出して読むことが大切である。このリズムに親しむことに意味がある。その親しんだリズムは、大人になってからもふとした時に、予想もしない場面で助けてくれるはずだ。
俳人や歌人になる必要はない。しかしとにかく読め。声に出して。
と子どもたちに言いたい。というか、言う。